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中学受験の算数は「体験」で伸びる!小6の夏こそ受けたい新講座とは?

中学受験で最も差がつきやすい科目が算数です。「頑張っているのになかなか伸びない」そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。2026年の夏、ベネッセサイエンス教室では、これまでの理科に加えて算数でも「体験して学ぶ」講座を展開します。開発者は、東京個別指導学院の松崎貴徳(まつざき たかのり)。20年以上の中学受験指導経験から生まれた講座の魅力について聞きました。
中学受験で実感した「仕組み」を理解することの大切さ
―― 今回、中学受験講座の企画や教材開発を手掛けたきっかけはなんですか?
松崎:私自身、中学受験の経験があり、理科は得意科目でした。 あるとき、模試で音や光の単元が出題されました。私は仕組みがわかっていたので簡単に解けたのですが、偏差値は意外と高く出たんです。つまり、苦手としている人が多いということですよね。
自分が塾講師として教える側になったら、やはりこの単元は苦手な子が多いんだとわかりました。覚えたことを使って答えようとすると難しいけれど、仕組みさえわかっていれば答えられるのに・・・と意外に感じました。
そんな経験から、理科は実験して仕組みを理解できれば答えられる単元があるので、それを実践したいと思っていました。それで今回、ベネッセサイエンス教室で「中学受験講座」を企画したんです。実験で仕組みを体感して入試問題にも挑戦する内容になっています。
――今回は理科だけでなく、算数の講座もありますね。
松崎:はい。算数も同じ側面があって、いったん仕組みが分かれば答えられる単元があります。空間把握や体積・容積といった単元ですね。こういうものは一度手を動かしてイメージできるようになればすぐに点数に結びつくので、受験を控えたお子さんにはぜひ参加してほしいです。
――そういえば、松崎さんが塾で教える仕事を始めたのはいつ頃ですか?
松崎:大学に入る前に1年浪人していて、そのときです。高校時代の友人に誘われまして。
その塾の採用試験が面白くて、「あるお子さんが無料体験に来るから君が教えてみて。その子が入塾するって言ったら君も採用だから」っていう(笑)。 それで、その子が入塾することになったので、私も講師として採用されました。大学生になってからもずっと塾や家庭教師など教える仕事をしていましたね。
――ちなみに大学では何を専攻していたのですか?
松崎:理学部の地球科学科というところで、地層や岩石を研究していました。やっぱり理科が好きなんです(笑)。
社会人になってからも、ずっと教える仕事をしてきたのですが、だんだん教材や教える仕組みを作ることに興味が移ってきて今に至ります。教えることに関わって、もう20年以上になりました。
テクニックとイメージが結びつけば初見の問題も解ける!
―― この夏、ベネッセサイエンス教室で実施する「中学受験講座」は、松崎さんの豊富な指導経験が詰まっているわけですね。どんなところがポイントですか?
松崎:中学受験をするお子さんに対して、手っ取り早く力になれるのはどこかと考えると、理科よりまず算数だと思いました。先ほども言いましたが算数もポイントさえつかめれば解答できる単元があるので、そこを取り上げようと。また、今回は特に6年生に的を絞った講座を3つ用意しています。
―― 「空間図形」「体積と容積」「水溶液の濃度」が6年生向けの講座ですね。
松崎:「空間図形」は、多面体の展開図をイメージできるようになれば問題は解けるのですが、普通のお子さんだとまずイメージの材料になるものがない。体験がないのです。 だからまずは、この講座で実際に展開図を広げたり、ブロックを積んだりして、イメージの材料を手に入れてほしい。そうすれば、点数は伸びるはずです。
塾講師をしていたころ、「空間図形」の単元をやるとき、「家で展開図を作ってやってごらん。やったらわかるから」とよく生徒に言っていましたが、まあ、なかなかやる子はいません。やらないからできない。だからこの講座で確実に体験させることに意味があります。ぜひこの機会に、「やったらわかった」という体験をしてほしいと思います。
―― 「空間図形」や「体積と容積」は、特に即効性がある単元なのでしょうか?
松崎:はい、特に当てはまると思っています。
実は、「空間図形」の問題が苦手な子向けの、テクニックみたいなものはあるんですね。「空間で考えられないなら、こう置き換えてこういう手順で考えましょう」みたいな。そのテクニックは、本質的には空間を把握できていないという前提から来ているものなので、本当はあまりよくないと思うんです。「苦手な子は苦手なりのやり方をしましょう」ということなので。だから今回は、テクニックに頼る前に、いったん体験して「自分が知っていること」にすることでイメージできる範囲を広げるようにしています。
もちろん難問になるとこれでは難しいのですが、いわゆる小問集合で出るような、まさに得点差がつくレベルの問題なら、テクニックなんて使わなくても解けるはずなんですよ。そこまで体験させたいと思っています。 誤解しないでもらいたいのですが、テクニックを使うことが悪いわけではありません。ただ、本質的な解き方を体験することでテクニックを正しく使えるようになるのです。
このブロックの問題などは典型的ですが、もう解き方が決まっていまして。ミスしないように、上からみた図に「何個積みあがっているか数を書き入れましょう」という指導をするんですね。
この、2、2、3、3・・・と書いていくのが、単なる作業になるのか、ある程度イメージをもってできるのかでは天と地ほどの差です。
なので、一度実際にやってみて「ああ、こういうことね」となれば、次の演習が意味のあるものになるし、その次もまた意味があるものになる。そうすると忘れにくいんですよね。
そういう、テクニックの前提になるところをいったん体験する。体験したら忘れません。 最初からイメージできるなら不要な作業ですが、ほとんどの子はできないので。そのステップを踏ませる授業になっています。
展開図を見せて、「これは組み立てられますか。正しいものを選びましょう」みたいな問題は、全部覚えておけばできるのですが、覚えなくても、特定の条件に背いたら「これは無理だ」とパッとわかるんですよ。
例えば、横に5つ並んでいたら絶対無理ですよね、ひとつあまって重なってしまいますから。
小学生でもわかる子はすぐわかりますが、わからない子でも、実際にこうぐるっと組み立ててみて「あっ、5つあったら重なっちゃうな」という経験をすればすぐに気がつきます。
覚えたテクニックとイメージが結びつけば、初見の問題にも対応できるようになります。最近の中学受験では思考力が求められるので、この体験は決して遠回りではありません。
6年生の夏だからこそ「正しく復習する」ことが大切
―― とても役に立ちそうですが、実際のところ、講座で1回やっただけで身につくのでしょうか。
松崎:実験して、問題を解いて、「ああ、そうか」と納得するまでがワンセットです。実験するだけだったら覚えられるわけがないし、「楽しかった」「わかんなかった」で終わってしまいます。
この講座は、これまで机上でやったことの復習なんですよ。実験と問題演習をセットにした復習で、その分野をしっかり定着させるという感じですね。 だからこそ学年も絞っていて、6年生だけを対象にしています。
―― 復習だから、1回完結、90分という短い時間でできるわけですね。
松崎:はい。中学受験をする6年生にとっては、夏休みは天王山ともいわれる大事な時期ですが、この時期だからこそ受ける意味があります。
「1回実験しただけでできるようになるの?」と思われるかもしれませんが、「基礎を正しく復習する」という設計の講座なので、ぜひ受けてみてほしいです。
6年生なら、この時期までに先ほど言ったような問題を解くためのテクニックを身につけていると思いますが、実験することでイメージと解答テクニックが結びつきます。それが大事なのです。
―― ほかにも、今回の「中学受験講座」全体でのおすすめポイントはありますか?
松崎:模試や入試で出題されやすい単元をカバーしていることだと思います。
4年生、5年生はまだ可能性を広げる時期ですが、6年生は先ほど言った通り時期が時期なので、困っているはずです。その解決のためには、ひとまず点が取れるようになりたい。だから、過去に学んだことを正しく復習しなおして、得点につなげることが最優先だと思います。
4年生、5年生はまだある程度理科を楽しむというか、初めてのことに正しく触れてほしいと思います。同じ覚えるのでも、先生に言われて覚えるのと自分で体験して覚えるのとでは全然違いますから。そういう意味で実験はとてもいいツールなのです。もちろん、4年生、5年生向けの講座でも、模試や入試で出やすい分野を取り上げました。
―― 受講の成果を高めるために、保護者はどんなことに気をつけたらいいでしょうか?保護者のかたへのメッセージをお願いします。
松崎:そうですね、何をやったか思い出すきっかけをつくってほしいです。復習用の問題をお渡しするので、3日後とか、1週間後とかにやってみてください。講座で「正しい復習」を提供するのですが、さすがに1回やったら忘れないというものではないので。 学習は、結局、忘れて思い出して忘れて思い出してのくり返しです。だから、3日後、1週間後に「どういうことをやったの?」と思い出させながら、保護者のかたにも一緒に復習問題をやってみてほしいですね。
お子さんがやったのをマルつけして教えるのではなくて、もし間違っていたらテキストを見てもう1回やってみようというように、自分の力で復習するのを意識して手伝ってあげてほしいです。
―― この講座が、中学受験をする小学生の役に立ってくれたらうれしいですね。
松崎:我々の本来の仕事は、成績を上げるだけではなく、その子の学力を伸ばすこと、本当の意味で賢くすることだと思うんですよ。
今回の講座では、点数を伸ばすことと、本来の学力を伸ばすことをハイブリッドでやろうとしています。また、それができる単元をピックアップしました。特に6年生には、大事な時期だからこそ、この講座を体験してほしいと思います。
\\算数も理科も実験で強くなる//
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PROFILE

松崎 貴徳(まつざき たかのり)
中学受験を経て開成中学・高校へ進む。学生時代から塾講師として経験を積み、中学受験の最難関レベルから、大学受験では医学部志望まで幅広い指導経験を持つ。株式会社東京個別指導学院に入社後は、中学受験とベネッセサイエンス教室を担当し、教材・カリキュラム開発に当たっている。
