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- サイエンス教室
「なぜ?」を深掘る面白さを実感。8年間、ベネッセサイエンス教室に通ってみて
現在、中学1年生のMさん。年中時から小学校卒業までの8年間、ベネッセサイエンス教室(以下、サイエンス教室)に通いました。「ここまで長く続いたのはサイエンス教室だけ」というお母さまと娘のMさんに、教室の魅力を聞きました。
INDEX
最初は軽い気持ちで。「行きたくない」は一度もなかった
まず、お母さまに伺います。どのような経緯でサイエンス教室に通うことになったのでしょうか。
もともと、ベネッセの「こどもちゃれんじ」に入会していました。娘が年中に上がるタイミングで、毎月届く教材のなかにサイエンス教室の案内が入っていたんです。それを見た娘が「行ってみたい」と言うので、最初は本当に軽い気持ちで体験教室に行きました。
体験教室に行かれて、なぜ申し込みをしようと思われたのでしょうか。
体験教室では、物の重さ比べをやりました。年中のため親も一緒に参加でしたね。終わってから娘にサイエンス教室はどうだったか聞いてみると、「やりたい」と。私自身はあまり科学が得意ではないのですが、娘はすごく楽しそうにしていましたね。
正直なところ、1〜2年したら飽きるだろうな思っていたのですが(笑)、結果的には小学校6年生まで通い続けることになりました。そこまで続いた習い事は、サイエンス教室だけなんです。
それまでにも、何か習い事はされていましたか?
スイミングスクールや音楽教室、体操教室などに通わせたことがあったのですが、どれも長続きしませんでした。「行きたくない」と言われてしまって。親としても、嫌がっている子どもを連れて行くのは労力を使いますし、無理やり行かせるのもどうなのかなと思っていました。サイエンス教室だけは、「行きたくない」と言われたことは一度もなかったですね。
教室での発見やワクワクを、家でもう一度体験できる
サイエンス教室に通い始めて、Mさんはどのような様子でしたか?
子ども自身が新しいことを発見できるように、先生が上手く導いてくれるんですよね。答えを教えてあげるというより、質問したりちょっとしたアドバイスをしたりしてくれる感じです。なので、娘もどんどんのめり込んでいきました。
あとは、家に帰ってからもサイエンス教室でやったことを再現できるキットをくれることもありました。あるとき、授業で泥団子をピカピカにする実験をしていたんですよね。私も見ていて、「どうやったらそんなにきれいになるんだろう?」と不思議でした。そんなときも、キットがあると、親子でもう一度試せるんですよね。他の教材でも、授業でやったことをもう一度、家でアレンジして取り組めるようになっていました。
普段の授業の様子は、見ていることが多かったのでしょうか?
就学前や低学年のときは、教室の外から様子を見ていましたね。大きなシャボン玉を作ってその中に入るような実験のときは、写真を撮らせてくれました。親が見ているときは時々先生が呼んでくれるんです。
授業が終わったあとは、帰りながら「こんなことをやったよ」と娘から話を聞かせてもらいましたね。小学校高学年に入ったときにちょうど新型コロナウイルスがはやってしまったので、感染対策のため見学できなくなってしまったのですが、家でも授業でやったことは話してくれていました。
実験器具の取り扱いについて、不安や心配な点はありませんでしたか?
それはなかったですね。全体に指示を伝えるメインの先生が1人いて、さらに各テーブルにはそれぞれ補助の先生が1人付いて、フォローもしてくれていました。補助に入ってくださるのは理数系の大学生の方が多かったです。中には、以前ご自身のお子さんがサイエンス教室に通っていたという女性の方もおられました。親の目線を理解してくれるのはありがたかったなと思います。
自分で考え、実践しながら科学の知識を身につける
通い続ける中で、どのような力が身についたと感じますか?
目に見える現象を観察することだけではなく、実験を通して理論を学べたことで、科学の基礎知識を身についたのではないかなと思います。例えば、火の消し方について考えるときに、日常生活で使う火を思い浮かべるだけだと「火は息を吹きかければ消える」と思っている子が多いと思います。けれど、サイエンス教室では「なぜ火は燃えるのか?」ということから考えていきます。空気があることで火が燃えることを理解すると、火を消すには空気を遮断すればいいとわかりますよね。
基礎知識があることで、その危険性を理解して「蓋をすることで火を消す」という行動が取れるのではないかなと思います。それは学校での理科の授業はもちろんですが、日常生活の中でも生きる知識だと思っています。
サイエンス教室の魅力はどのようなところにあると感じますか?
家だとできないことができるのは、サイエンス教室の魅力だと思います。例えば、「空気がない空間だと、音が聞こえない」と教えられても、本当にそうなのか実感が湧きませんよね。実際に試してみたいと思っても、家でやるのは簡単なことではありません。サイエンス教室であれば、特別な実験器具があり、安全性を確保した上で試せるんですよ。
先生の“ちょうどいい”関わりと、安心して任せられる環境
最後に、サイエンス教室に興味を持たれている方へのメッセージをいただけますか?
受験のことを考えると、算数や国語、英語の塾に通わせた方がいいのかなと思われるかもしれませんが、何より大切なのは子ども自身が楽しみながら通っているかどうかだと思います。サイエンス教室は、子どもが自分でいろんなことを発見していくプロセスを大切にしていると感じます。それができるように先生がちょうどいいアドバイスをしてくれるので、娘は「自分でできた!」という達成感を得ることができました。
Mさん(娘さん)のコメント
他の習い事は行きたくないなと思うことがあったのですが、サイエンス教室は「やめたい」と思ったことは一度もありませんでした。毎回いろんなことを試したり、「なんでこうなるんだろう?」と考えたりすることが楽しかったなと思います。
年長のときにやったシャボン玉の実験は、特に印象に残りました。自分で液体を作るところからやるので、「どうやったら大きなシャボン玉が作れるか?」「どうやったら割れにくいシャボン玉になるか?」と考えて工夫したことを覚えています。小学校高学年になると、タブレット端末のプログラミングのアプリを使って、ロボットを動かすこともしていくので、それも面白かったです。
今興味があるのは、「色」です。赤と言ってもいろんな赤がありますし、色によって人が受ける印象も違うと思います。例えば、赤なら温かい印象を受けると思うのですが、それがなぜなのかに興味があります。本を読むことも好きなので、将来は色の知識を使って本の表紙をデザインする仕事をしたいなと思っています。